この記事では、皆様の健康に役立つ感染対策の情報を共有したいと思います。
コロナウイルスだけでなく、インフルエンザやその他の感染症にも対応できるよう
世の中にあふれている情報を整理し、正しく効率の良い感染対策や予防を行いましょう。
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コロナウイルスやインフルエンザウイルス有効な感染対策

強い感染力をもつウイルスには、一般的に以下の予防が有効と言われています。
( コロナウイルスやインフルエンザだけでなく通常の風邪にも有効 )
- マスクの着用
- 手洗い
- アルコール消毒
- 身の回りのモノの消毒
- 密の回避
- 換気
ただ、これらの方法も「なんとなく」やるのではなく
正確な手順や方法で行えば、対策効果がぐんと上がります。
実際に詳しい方法を1つずつ見ていきたいと思います。
マスクの着用

マスクは、ただ着用するだけでなく以下の点に注意するとより効果的に感染予防ができます。
効果的なマスク着用方法
- なるべく自分の顔に合ったサイズを選ぶ。
- 鼻の位置をしっかりと中心に固定する。
- 頬やあご下に隙間が出来ないようにワイヤーを調整する。
- 着用後は表面を触らないように心がける。
- 取り外しの際は紐部分を持ち、なるべく他の部分に触れないように心がける。
※鼻や口を出したままだと効果がありませんが、稀にマスク着用による酸欠状態に陥ることもあるので、夏の暑い日や息苦しいときは、人ごみを避けてマスクを外し適度に呼吸をするようにしてください。
また、具体的にマスクを着用するタイミングについては、厚生労働省が以下のように提示されています。
[屋外の場合]
・距離(2m以上目安)が確保できず、会話を行う場合のみマスク着用が推奨されています。
それ以外の距離(2m以上目安)が確保できる場合や、距離が近くても会話をほとんど行わない場合はマスクを着用する必要はありません。
※特に夏場の屋外では、熱中症のリスクを減らすためにもマスクが必要ない場面では外すことが推奨されています。
[屋内の場合]
・基本的にはマスク着用が推奨されています。
特に、電車やバスなどの公共交通機関で通勤通学ラッシュ時、病院や高齢者と会う場合は必ずマスクをつけましょう。
※ただし、距離(2m以上目安)が確保できる場合で、かつ会話をほとんど行わない場合はマスクの着用は必要ありません。
なお、2歳未満の子供、2歳以上の就学前の子供については、発達の状況や体調を踏まえる必要がある点より、基本的にマスクの着用を一律には求めていません。
(参照:厚生労働省)
手指の洗浄

手洗いは感染症予防に効果的ですが、中途半端に行うと逆に感染のリスクを余計にあげてしまう場合もあります。
効果的な手洗いの手順と注意点はこちらです。
■手指の洗浄に最適なタイミング■
・外出からの帰宅時
・調理の前後
・食事前
効果的な手指の洗浄手順
- 流水で手をしっかりと濡らす。
- ハンドソープをつけてしっかりと泡立てる。
- 手のひら、手の甲、指の間をこすり合わせて十分に洗う。
・指の間を洗う時は手を組んでこすり合わせる。
・指先や爪の間は手のひらの上で指先をこする。
・親指は反対の手でねじるように握って洗う。
・手首も反対の手で握るようにしてこする。
- 水で十分にすすぎます。(最低でも15秒ほどが理想)
- 洗い終わったらタオル等でしっかりと水気をふき取り乾かす。
※注意点※
濡れた手は、細菌が付着しやすく洗う前以上に菌を運んでしまう恐れがあります。
細菌が付着した状態の水滴が垂れたり、濡れた手で触った場所には細菌が付着し、逆に感染のリスクが上がってしまうので、ここでは乾燥まできちんと行うことが鍵となってきます。
手指のアルコール消毒

アルコール消毒をする際は以下の手順を心がけるとより効果的な除菌が可能です。
効果的な手指のアルコール消毒手順
- 15秒以内に乾かない程度のアルコール消毒液をとり、手指全体にいきわたるようにする。
(噴射式の場合は、指を曲げた状態でかざすと全体にかかりやすいです。)
- 手のひらと手のひらを擦り合わせる。
- 指先、指の背をもう片方の手のひらでこする。
- 片方ずつの手で、もう片方の手の甲にも消毒液を擦り込んでいく。
- 両手を組んで、指の間にも消毒液を擦り込む。
- 両手首にも消毒液を擦り込む。
- 最後に、消毒液が乾いていなければ乾くまで擦り込む。
※手を洗う時と同じように意識すると効果的です。
身の回りのモノの除菌・消毒

生活に関連する周囲のモノに対する除菌・消毒の方法をご紹介していきます。
効果的な除菌・消毒のやり方
対象物を80℃の熱水に10分間さらす。
- 次亜塩素酸ナトリウム水溶液/塩素系漂白剤 での消毒
市販の家庭用漂白剤を、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.05%になるように薄めて拭き、最後に水拭きする。
※注意点※
・十分に換気を行いながら行ってください。
・素手では使用せず、家事用手袋等を着用し使用しましょう。
・消毒液はその都度作り、作り置きしないでください。また、酸性のものとは絶対に混ぜないで下さい。(有毒な塩素ガスが発生します。)
・皮ふに付着した場合は、すぐ水で洗い流しましょう。
・目に入った場合は、すぐに流水で洗い流し、必ず医師の診察を受けてください。
- 洗剤/手指用以外の界面活性剤(※)
有効な界面活性剤が含まれた家庭用洗剤を選び、使用方法にしたがって活用してください。キッチン洗剤の場合は薄めて使用する。
※界面活性剤とは、異なる性質をもつ界面の、性質を変えることの出来る物質のことです。
例えば油と水は混ざり合いませんが、界面活性剤を使用すると混じり合わせることが出来ます。
消毒したいモノの汚れをあらかじめ落としてから活用します。
以下具体的な方法をご紹介致します。
[拭き掃除の場合]
有効塩素濃度80ppm以上(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かした製品の場合は100ppm以上)の次亜塩素酸水で対象物を十分な量で濡らし、きれいな布やペーパーで拭き取る。
[流水でかけ流す場合]
生成されたばかりの有効塩素濃度35ppm以上の次亜塩素酸水を対象物にかけ流し、きれいな布やペーパーで拭き取る。
- 亜塩素酸水
製品の用法・用量に従って必要に応じて希釈してください。
[清拭する場合]
遊離塩素濃度25ppm(25mg/L)以上の亜塩素酸水をペーパータオル等に染み込ませ、対象物を清拭。
(十分に消毒するために拭いた後は数分以上置いてください。)
[浸漬する場合]
対象物を遊離塩素濃度25ppm(25mg/L)以上の亜塩素酸水に数分以上浸漬し、取り出した後に水気を拭き取って乾燥させる。
[排泄物やおう吐物等の汚物がある場合]
汚物をペーパータオル等で静かに拭き取った後、その場所にペーパータオル等を敷き遊離塩素濃度100ppm(100mg/L)以上の亜塩素酸水をまく。
数分以上置いたら拭き取って乾燥させる。
密の回避を心がける

密のという言葉は流行語にもなり、今や馴染み深いものです。
ここでは生活に潜む油断しがちな密の例を少しだけ紹介致します。
以下の状況ではこまめな換気を心がけましょう。
油断しがちな密な環境
- オフィスでの作業時/会議
距離が取れていても、人数が増えれば増えるほど密になります。
対策として、こまめな換気がオススメです。
- 仕事場や部活の更衣室での脱着時
脱着の際はマスクを外すこともあります。退勤時などに人口が集中すると密になります。
利用時間をずらしたり、こまめな換気がオススメです。また会話を極力控えることをおススメします。
- 食堂/飲食時
自分が会話していなくても、周囲が会話している場合があります。
なるべく席の間隔をあけ、会話を控えることをおススメします。
- 喫煙時
会話を控えていても、必然的にマスクを外して呼吸をする場なので利用者が多い場合は避けることをおススメします。
- 大浴場などでの入浴時
空気がこもりがちになり、マスクも着用しないため、混雑時の利用は避けることをおススメします。
このように、意外と通常の生活の中にも必然的に密になってしまうタイミングがあるので、たまに意識をしてその場その場で換気やソーシャルディスタンスをとるなどの対策をすると感染の予防になるでしょう。
換気

換気も、やり方によっては効果が発揮しきれていないケースがあります。
ただ窓を開けるだけでなく、以下の点に気を付けて換気をするとより効果的です。
まず、換気には以下の種類があります。
では一つずつ効果的な換気方法を見ていきます。
効果的な換気方法
■機械換気
機械的な換気とは、天井や壁埋込の機械で強制的におこなう換気のことを示します。
この方法では、基本的に24時間換気することをおススメします。
また、定期的に換気扇やフィルターの清掃を行います。
※通常のエアコンには換気機能がないので注意が必要です。
換気扇から離れた位置にある窓やドアを開けておくことで、空気の循環が良くなり、より効果的な換気が出来ます。
換気の状況確認には、CO2センサー(濃度の目安:1000ppm以下)の設置がオススメです。
※弊社で販売中のものは、人気につき売り切れております。
■自然換気
自然換気とは、窓やドアの開放による換気を示します。
自然換気の場合、状況や環境によって注意点が異なります。
以下の点を意識して換気すると効果的です。
- 開放する窓の位置について
窓が2つ以上ある場合:なるべく対極にある窓を開けます。
窓が1つしかない場合:入口となるドアを開けます。
- 空気の流れの作り方について
・空気が抜けていく側の窓の近くに、外向きにサーキュレーターや扇風機を設置すると、
より効率的に空気の入れ替えが出来ます。
・開けた窓からの空気の逆流を防ぐためには、一部をブラインドなどで防ぐと対策できます。
- 窓も換気扇もない場合
室内のドアを開け、出口に向かって扇風機やサーキュレーターを設置します。
また、その際に部屋から出ていった空気が外に逃げるように、玄関や、他の部屋の窓を開けておきます。
- パーテーションなどの衝立を設置する場合
空気の流れを妨げない方向にパーテーションを設置します。(空気の流れと並行になるように設置)
ちなみに、厚生労働省では30分に一回以上、数分程度の換気(完全なる空気の入れ替え)を推奨しています。
まとめ
基本的な感染対策について、効果的な方法を具体的に紹介しました。
いつも癖づけてやっているという方でも、行動に慣れてしまい、『なんとなく』や『こんなもんでいいか』という感覚が増えていたりするのではないでしょうか。
『お子様が遠出するので心配』という方や『高齢者が一人でいるので心配』という方。
自分自身のことだけでなく、身近な人が心配になったときや、自分がもっと気を付けたいと思ったとき、この記事がお役に立てると嬉しいです。
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